めげない、しょげない、

あなたの暇つぶしの最終手段になりたい

京アニに殺されたオタクの屍

 

時間管理が下手すぎて学校始まった途端に寝不足気味のめげんなよ恭平ですどうも。眠い。

 

 

公開から約1年、満を持して『リズと青い鳥』を観てきた。

映画が公開されている期間からすでにTwitterで評判はたびたび耳にしていたが、腰が重いぼくはなんだか観に行かずに今日まで生きてしまった。

 

 

そして今日ぼくは死んだのだった。京アニによって殺されたのだ。

 

 

恐ろしく、途方もなく美しかった。アニメ映画はここまで美しくつくれるのか、と。

 

描画からすでにおかしかった。本編である『響け!ユーフォニアム』のハッキリとした色彩とは裏腹に、少し儚げで淡い色彩がヒロインの鎧塚みぞれ・傘木希美の、近いけど近づけないというような関係性と内向的なみぞれの人間そのものをこれでもかというくらいうまく表現していた。

 

あと、みぞれの肌、ほっぺたの質感がもはや2次元のそれではなかった。優しくさらさらした少しひんやりとした肌、それの現実の手触りすらありありと想像できてしまうほどに「肌」だった。怖いわ京アニ

 

 

うまく自分の気持ちを言葉にできないみぞれといつもみぞれの前を歩く希美が紡ぐ物語、話の進むテンポ、後半の演奏シーン、クライマックスのみぞれと希美のハグ、そしてラストシーン。このひとつひとつが繊細で美しかった。あまりの美しさに思わず涙がこぼれた。みぞれのハグの瞬間にぼくは一度死んだ。間違いなく。

 

ぼくはこれを安易に「百合」とは呼びたくない。観たらこれゴテゴテの百合でしょとか言う人が大半だろうけどな??

 

 

こんなの観させられてしまったら『リズと青い鳥』そのものの最終形がどうなったのか気になっちゃうじゃん。来週公開する『響け!』の新作観に行きたくなっちゃうじゃん。行けばいいんでしょ?全く…

ずるい。ずるいよ京アニ

 

劇場新作の公開記念で『響け!』過去の2作と『リズ』をぶっとおし上映してくれた京成ローザさん、本当にありがとう。あなたも共犯だ。

 

 

終演後、自然と劇場内に拍手が起こったのは自然なことだった。素敵な作品でした。

 

 

公開から1年も経つ今さらすぎるタイミングだけど本当に良かったので衝動で書き上げてしまった。『響け!』もあわせておすすめしたい。

 

 

それではオタクの屍からは以上です。また次回。