2019年はさんざんアニメに浸かっていたため2020年は「現実と向き合う」を目標に掲げた結果、現実の声優さんオタクへの一歩を踏み出しためげんなよ恭平ですどうも。いい加減にしろ。
去る1月19日、ラブライブ!フェス2日目にライブビューイング(以降LV)で参戦してきました。
生まれて初めてこういった2.5次元のライブというものに足を運びました。
結論から言うと、本当に本当に心の底から楽しかった!!!!!
喉を枯らしても足りないほどの声援と「ラブライブが大好きだ」の気持ちを叫んで、見よう見まねでやってみた曲中のコール、キャストさんのパフォーマンスに涙が出るほど興奮した3時間半はあまりにあっという間で、こんな世界があるんだ…と心が震えてしまいました。
なので稚拙ですがライブレポートとして感想をつらつらと書かせていただこうと思います。
おしながき
あれ?ニジガク…ええやんけ…
1曲目はAqoursから『未体験HORIZON』が披露されて虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(以降ニジガク)へとバトンが渡されました。完全にテンションがぶち上がってしまいこの次の『TOKIMEKI Runners』あたりまで記憶が曖昧です。すんません
今回初めてニジガクのパフォーマンスを観たんですが、なかなかどうして、良いですね。。
まだ1stライブから1ヶ月程度しか経っていないニジガクの面々、めちゃくちゃ初々しかったですね。歌もダンスもはっきり言ってしまえば「伸びしろですねぇ!」といった具合なんですけど、μ's・Aqoursと続いてきたラブライブ!の歴史を背負ってこのフェスに参戦した重圧によくぞ打ち勝ってくれたと思います。
宮下愛役の村上奈津実さんがソロ曲の途中で少し感極まっているように見えたのが個人的にグッときました。ラブライブ!という夢を演者として花開かせる立場になるというのはやはり特別なことなんだろうな…と考えて自分もうるっとしてしまいましたね…。
ニジガクのソロ曲はDay1とDay2で分けられてたようです。ぼくは中須かすみちゃんの曲がニジガクの中で一番好きなので、ぼくがLV参戦したDay2で披露してくれて素直に嬉しかったです。
ニジガク、がんばれ!
Aqoursが先輩やってる…!
ニジガクのターンが終了し次は誰だろうと考えていたら始まったAqoursのターン。厳密にはユニットであるCYaRon!からの始まりでした。
えっと、、貫禄やばない?
いやマジで、歌とダンスの安定感がとにかくすごい。。表情にもニジガクに見えたようなこわばりは一切見られない堂々たるパフォーマンス。完全に先輩しててすごく安心して観られましたし、まだ「Aqoursは新世代のグループだ」と心のどこかで思ってしまっていた自分を心で殴るとともにAqoursの成長ぶりに感動しました。今回のステージでもう「Aqoursは力不足」だなんだとのたまうアホもいなくなったと思います。
※追記 力不足かどうかはともかく「嫌い」と言う層はまだまだいるみたいです。残念
CYaRon!からは前回の記事で9位にランクインした『近未来ハッピーエンド』が聴けて嬉しかったのと、『夜空はなんでも知ってるの?』での斉藤朱夏さんの表情作りが鬼気迫る感じですごく良かったです。
Guilty KissからはAqours特典曲の中で一番好き・且つ11月のバンナムフェスでアウェイな会場の注目をかっさらっていった『Guilty Eyes Fever』のパフォーマンスを観られて最高に満足しました。間奏の小林愛香さんのキレまくりソロダンスと落ちサビ前の逢田梨香子さん(ぼくの推しの中の人兼ぼくの推し)のウインクが最強。優勝。
あとAZALEAのとき小宮有紗さんがリアルに美人すぎてブレードを振るのを忘れて見入ってしまいました…。マジで顔面が強い。こちらも優勝。
今回のNo.1はSaint Snow説
CYaRon!、AZALEA、Guilty KissとAqoursユニットが3連続で続いたあと登場したSaint Snow。
これね、マジでヤバヤバのヤバだったよ、、(ボキャ貧)
『SELF CONTROL!!』のイントロで会場の心を一気に掴んだところからの爆発的な盛り上がり。完全に歓声のボリュームがおかしくなっていました。
そして前回の記事で10位につけ、ぼくが密かに「今日聴けないと帰れない」とまで思っていた『Believe again』。ほんっとにかっこよかった。。「かっけぇ…」とため息を漏らしてしまうほどの完成度でした。オタクこれ嫌いな人居ないよ多分。
一切音程を外さない田野アサミさんの圧倒的な歌唱とライブを重ねるごとにキレが増す佐藤日向さんのラップとコーラス。加えてダンスの動きひとつひとつの精度の高さ。これを「圧巻のパフォーマンス」と呼ぶんだな、と思いました。
コールアンドレスポンスの時に佐藤日向さんが「『32人』で」と語り、フェス最後の挨拶で田野アサミさんが「μ's、『A‐RISE』、Aqours…」と、μ'sのライバルグループであり今回のフェスには登場しなかったA‐RISEのことを忘れずに話してくれたことがすごく良かったです。ファンの中でも話題になってましたね。
曲良い、パフォーマンス良い、MCまで良い。今回のMVPはSaint Snowと言っても過言ではないかもしれない…。
最高ー!!!!
伝説を目の当たりにした衝撃とその先
ついに、ついにその瞬間がやって来た。
活動終了からおよそ4年、ファンの誰もがもう二度と見られると思っていなかったμ'sのステージ。
1曲目は『僕らのLIVE 君とのLIFE』。ラブライブ!のはじまりの曲。
これで感極まらないわけがなかった。涙が溢れてこないわけがなかった。
かつて社会現象を巻き起こし、アニメシリーズの完結とともに活動終了し「伝説」となったμ's。そのはじまりの曲を再び披露する瞬間にLVとはいえ立ち会えたことはきっとこれから先ずっと忘れられないと思います。
正直に言ってしまえば、パフォーマンスそのものはさほど上手いわけじゃありませんでした。4年はブランクが大きすぎる。
でも誰一人欠けることなく今回のアニバーサリーイヤーを迎えてあのステージに立ったという価値は計りきれないと思います。それほどまでにμ'sが『ラブライブ!』の礎を築いた功績は大きいし、ファンにとっても大切な存在なんです。観ることができて本当によかった。
そして『Snow halation』で締めたμ'sに代わり、再びAqoursが登場しました。
曲は『届かない星だとしても』『WATER BLUE NEW WORLD』と続いたんですけど、これアツいどころの話じゃないよ!?!!?!?
『届かない星だとしても』の『星』はμ'sを表しているといわれています。
μ'sという星に憧れて始まったAqours。でも、星には手を伸ばしても届かない。なぜならμ'sはもう活動を終え、伝説となってしまった存在だから、Aqoursが全く同じ場所にはたどり着けるわけがないんです。
OH NO! ペケだと言わないで けなされたくない
OH NO! ペケでもかまわない こんなに気持ちいいよ
We can! Dance again!!
μ'sの後継者としてAqoursは批判にさらされることも少なくありませんでした。そりゃあ「伝説」と比べちゃかなうわけがない。ぼくですら最初は「なんぞ?」って気持ちでした。本当にもったいなかった後悔がすごい
届かない星だって 手を伸ばす勢い持って
届かないって決めないで
手を伸ばせ! それから悩め!
でも!星に手が届かないかもしれなくても、批判があろうとも、Aqoursは努力を続けた。手を伸ばし続けた。
そんな曲から『WATER BLUE NEW WORLD』へと繋がる意味、それを考えると涙が出てきます。
悔やみたくなかった気持ちの先に
広がったセカイを泳いで来たのさ
「あきらめない!」
言うだけでは叶わない
「動け!」
動けば変わるんだと知ったよ
この曲は、サンシャイン!!2期の12話、ラブライブ決勝にて披露された曲になっています。
μ'sに、スクールアイドルに出会い、Aqoursのみんなに出会い、広がっていった自分たちの世界。そんな世界で輝きを放つことができた喜びをひしひしと感じることができます。聴けば聴くほど名曲だこれ。
アニメ内の展開として3年生の卒業に絡んだ歌詞があるんですけど、それすらもこのフェスでは「今までの軌跡と次へのステップ」として解釈できる最高の展開でした。神。
ラスト3曲は、Aqoursが輝きへと大きく踏み出した『未来の僕らは知ってるよ』、ただの神曲『HAPPY PARTY TRAIN』、そしてAqoursのはじまりの曲であり、このラブライブ!フェスで披露することに大きな意義を感じる『君のこころは輝いてるかい?』でした。
Aqoursの選曲はすべて激しく心を揺さぶられるとともに、前回のランキング上位勢が多く連なる完璧なセットリストでした。ありがとうございました。
おわりに
かつてぼくは、「アニメのキャストが表に出てくること」に興味を持てずにいました。
キャラクターがメインであり、キャストはただ声を吹き込むだけの存在。そう思っていたため、そのふたつが交わるようなステージには違和感しか感じなかったんですよね。
でも、μ'sをきっかけに「あ、そういうのも悪くないんじゃん!」と思い、Aqoursをきっかけにキャストさんの努力、アニメの世界に近付けるための努力を知り「好き」の気持ちが芽生えました。
この気持ちを知れてよかった。ラブライブ!フェスを心の底から楽しんで、ラブライブ!が大好きなことを再確認し…これってもう運営の罠なんじゃないかと。ずるい…
曲中のコールについても前は「オタクだわ〜(笑)」なんて思っちゃうときもありましたが、いざ実際にそこに参加すると楽しくて仕方がなかった。オタクだわ〜(笑)
ラブライブ!の礎を築き、『伝説』とまで呼ばれるようになったμ's。そんなμ'sに憧れ、μ'sという大きな存在の後を引き継ぐ重圧にも耐え、ラブライブ!をもっと大きく広めたAqours。そして、これからこのラブライブ!をもっともっと素敵なものにしていく役目を担う虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。
3世代のグループが一堂に会し、あの日ひとつのライブを創り上げたことの価値と感動は本当に、本当に筆舌に尽くし難い。
Aqoursについて少し。
フェス前に放送された「ラブライブ!シリーズのANNゴールド」にて、伊波杏樹さんがμ'sと(小泉花陽と)ラブライブ!への愛を完全にオタクの1人として語っていました。
そんな人が今、Aqoursのリーダーとしてステージに立ち、ついにμ'sと共演したんです。Day1には最後の挨拶で感極まって泣いてしまったそうで。これを、応援するファンとして、泣かずにいられますかって話で。
フェス後に配信された浦ラジでは小林愛香さんがボロボロに泣いていました。みんなみんな、夢が叶ったんですよね。「大好き」のその先に今度は自分自身が立ち、憧れていた存在と肩を並べられるようにまでなった…ってこれどんなサクセスストーリーです?書いてて泣きそう
いやあ、、もう語彙が無いよ。。。
最後アンコールが無く終わってしまったのが残念ポイントではありましたが、それをとっても余りある最高の時間を過ごすことができました。何度も言うけど、俺はラブライブ!が大好きだ。
5月にはAqoursのユニットライブ追加公演が待っているのでなんとしても当てたいところ。次こそはさいたまスーパーアリーナの中に入ります。今回はまったく当選しなかったので当日ラブライブレード(サイリウム)を買うためだけに早起きしてさいスーまで行きました。くやしい
人生初の2.5次元ライブは言葉にならないほど楽しく、また行きたいと思える素敵な空間でした。
同行してくれたN氏に心からの感謝を!
LV会場で偽ルビィ(内輪ネタ)やって爆笑してたの俺らだけだかんな!?恥ずかしいぞ!?なのでまた爆笑しに行きましょう✧(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑✧
あ…ちなみに最後にひとつだけ言っとくんですけど、このブログはラブライブ!について語るブログじゃないです。断固として。
うん。
じゃ。
https://megennayo.hatenadiary.jp/entry/2020/01/18/161848
※2020.6.14追記
Live BluRayのダイジェスト動画が公開されました!ありがとうラブライブ。