文章は難しくて、おもしろい
このブログを開設して1年が経った。以前書いていた封印されしブログの期間を合わせると、なんと約3年ブログを続けていることになる。そんな頻繁に書いてるわけじゃないけど、これは我ながらすごいことだなと思う。
こんなぼくのブログでも毎記事アップするたびにアクセスして読んでくれる人がいる。その中には普段から付き合いのある友達がいて、話題に出してくれたり「笑っちゃった」「実は毎回チェックしてる」なんて言ってくれる人までいて、それはすごくすごく嬉しい。
でも、文章は書けば書くほど自分の文章力のなさが身に染みてわかってしまう。書く人によるかもしれないけどね。
本当はもっと面白く伝えられるはずの言葉がたくさん眠っている。本当はもっと誰が読んでも退屈しないような構成で記事を書けるはず。この気持ちを上手に伝える語彙が今の自分になくて悔しい。そんな思いばっかりしながらブログを書いている。
もちろんブログを始めたばかりの3年前と比べたらマトモな文章を書けるようになったという実感は、少なからずある。1年前と比べてどうかはちょっとよくわからん
自分の考えとか自分の好きなことを言葉にして人に伝えるのは難しい。対面で相手に話すだけならまだ声色とかボディランゲージで伝わる幅は増えると思うけど、文章はそうもいかない。
自分がこれのどこをどう思っていて、どう伝えたいかを明確にして、再度インプットし整理しなくちゃいけないからだ。
ここにいちばんエネルギーを使う。案外「自分がどこをどう思うか」を明確な言葉にすることには難儀する。
さらに、文章にしたところで伝わらなければなんの意味もない。文章が長くなればそのぶん「伝えたい情報」の量が増えてどんどん散らかってくる。
だから何度も何度も推敲するけど、それでも語彙と表現力が足りずに伝わりづらい・読みづらい文章になってしまったかなという感覚はいつだって消えることはない。
この前書いたラブライブ!好きな曲トップ10は、文字数がすごーく多くなってしまったおかげで、書く作業・推敲する作業どちらにもかなりエネルギーを使った。マジで疲れたあれ。勝手に疲れた。それでいてわかりやすくて面白い文章を書けた実感はまったくない。
でも、自分の今の文章力を見る点とひとつの物語を深堀りする点でかなり良い経験ができたように思う。
言葉にするためのいくつかのプロセスを経るうちに、例えば今回はラブライブ!という作品の深い部分に注目するようになった。ひとつの曲の良さを言葉にするために、今まで以上に1曲を注意深く聴くようになったし、歌詞とストーリー・キャラクターの心情が交わる部分について考えて、結果として稚拙でも言葉にできるようになった。
自分のなけなしの語彙をフル活用して文章を書き、少しでも読んでて退屈しないように全体の構成を練り、なんとか途中で投げずに形にできた。
多分だけど本当の意味で「ひとつの作品を隅々まで味わう」というのはこの作業にかなり近いことなんじゃないかなって思う。音楽も、文章も、物語も。これはぼくがブログを書いていなかったら間違いなく経験しなかったことだ。ひとつの作品を深堀りして言葉にするの、めちゃくちゃ楽しいぞ。
少し話が逸れたけど、なんとなく、ブログが続かない人は最初に書いたような「思ったように文章を書けない」部分に落胆して書くのをやめちゃう、ってところがあるんじゃないかなあ。
それめちゃくちゃわかるわ〜〜〜〜〜〜〜他の文章上手い人の面白いブログ読むと自分のセンスのなさにガッカリするわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ただ…「ガッカリするならなんでやめないの?」って問いがあるのなら、それはちょっとズレてるなあって。
だって、楽しい。こんな弱小ブログでも読んでくれる人がすずめの涙くらいの数でもいるから「それでもまた書きたい」って気持ちになれるし、なによりぼくは文章を書くのが単純に好きなんだと思う。いや好き。
自分の考えとか気持ちを明確な言葉にすることではじめて発見できるものがたくさんある。心の中で漠然と浮遊しているものたちを言葉にすると頭がスっとする。整うって言ったほうが正しいのかな。
このブログを「別にちっとも面白くない」「つまんない」「死ね」と思う人は6000兆人くらいいる自覚はあるわけだけど、それでもこうやって気が向いた時に書いて気が向いた人が読んでくれる…そんな弱小ブログでありたいなと思います。
面白い文章もつまらない文章も、ぜんぶが今のぼくを形作る一部なので、せっかく読んでくれるならなら愛してほしいかな〜なんて思ったり。欲張りですかね。
忙しくて物事を考える余裕が無いときは更新が普通に途絶えるけど、飽きることはきっとないと思うのでこれからも書くぞ…!ブログは楽しいぞ!みんなも始めようぜ。
12月の1周年から時間が経ってしまいましたが、「めげんなよ恭平の未来の黒歴史」こと当ブログ「めげない、しょげない、」を、今後ともよろしくお願いします。
あなたの暇つぶしの最終手段になりたい。
それではまた次回。