めげない、しょげない、

あなたの暇つぶしの最終手段になりたい

売ること

 

ぼくは大規模なアパレルチェーンで働いている。なので店の1日の売り上げは、仮に自分が日常生活で手にしたら目が飛び出るような金額だったりする。お客さんの数もえげつなく多い。レジに入るととにかくスピードを求められる。

そのためか、なんだか「売る」というのはあくまで「作業」の一環として消化されているみたいだった。

 

…ということに昨日気付いたわけだ。

 

 

バイト先が、店舗が入るショッピングモールの1階に期間限定で臨時店舗を出店した。ポップアップストアというやつだ。ぼくはそこのポジションにシフトで振り分けられていたので1階で接客をしていた。

 

……あれは完全に島流しだと思う…なにも悪いことしてないけど…。

あの時間はクソ暇という言葉以外に出てこない。通行人は多いけどそれはあくまで「通行人」で、「お客さん」として扱えるほどの興味すら示してくれない人が大半だった。売り上げもさほどだったんじゃないか?

 

それゆえ、オススメしていた商品を誰かひとりが買ってくれるときの嬉しさが半端じゃなかった。「ああ売れた!!」といった具合に達成感。脳内物質垂れ流しちゃいそうなくらい。まったく「作業」なんかじゃなかった。

ものを売るって本当はこっちが正解なんだと思う。自分の売りたい商品を買って行ってくれる人がいることへの感謝。売れたことそのものに対する喜び。

 

 

こ、これが販売業か〜!!

 

 

たかがバイトで!とバカにされてしまいそうだけど、これは間違いなく販売業の面白さを本当の意味で知った瞬間だと思う。

 

いつか小さなセレクトショップを開いてみたいなぁなんて本気で考えてしまったのは内緒。理想は本業という土台がある上での副業として。何もわからないけど楽しそうだよね。

 

 

あー、良い気付きだった。ずっと前から将来のことを考えると不安でいっぱいだったけど、最近は楽しいと思えるようになってきた。進歩。

 

ただ萎えるのでもう1階では働きたくないです。早く終われ。。

 

 

本日もバイトです。売り場に立たせてくれ。

 

 

それではまた次回。