めげない、しょげない、

あなたの暇つぶしの最終手段になりたい

物語の終わる高揚感と寂しさは何にも代えがたい

 

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ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』をクリアした。

終わってしまった。

 

長い長い旅路を経て迎えたエンディングを観ているあいだ、あまりの感慨深さに鳥肌が止まらなかった。今この瞬間も高揚してしまってどうにもならない。

というわけで少し書いていこうと思う。

 

 

 

ぼくはゼルダの伝説が大好きだ。この世に存在するゲームシリーズの中でいちばん大好きだ。

 

2歳だか3歳の頃に生まれて初めて触った『ゼルダ』は、64で発表された『時のオカリナ』だった。言わずと知れた名作中の名作だ。当時はまだ幼くクリアなんてもってのほかだったから、兄や父のプレイを横で見たり少し触ってみるくらいしかできなかった。リーデッドが怖かった。

でも、その中で躍動するカッコいい主人公リンクが悪いやつらをカッコよく倒し世界を救う、そんな姿に憧れてしかたがなかった。余談だけど自分のオタクとしての原体験は間違いなくここだと思う。

 

 

クリスマスプレゼントに作中のアイテムをねだるなんて無理なお願いをして親を困らせたこともある。(「サンタさんが困る」とかなんとかで上手いこと他のものにさせられた)

でも本当に手に入るものだと思っていたし、手にすれば自分もリンクそのものになれるんだって信じてた。なれっこねえ〜。

周りの子たちが戦隊もの仮面ライダーをヒーローとする中、ぼくのヒーローはリンクだった。リンクの緑色の衣装は正直言ってダサいけどそんなことですらカッコよかったんだよね。

 

 

それから20年近く経った今でもマスターソードを持つリンクの姿はどの作品の主人公よりもカッコいい。時間が経って大人になって、発売されてからまだ遊んでない作品もいくつかあるけど心の底から大好きなゲームはいつまでも『ゼルダの伝説』だ。

 

 

 

今作、『ブレスオブザワイルド』は2017年3月にNintendo Switchのローンチタイトルとして発表された。

据え置き機における前作の『スカイウォードソード』から何年も待ち続けたこの作品には映像解禁の段階から何度心を震わせられただろう。早く自分の手でリンクを操作してハイラルの世界を歩いてみたい。どんな冒険が待っているんだろう。そんな幼い子供みたいな気持ちでいっぱいだった。

 

 

ついに発売したのが嬉しいのと、Switch本体と一緒に買うとお金が一度に飛ぶのが怖いって理由でソフトだけを先に買った。でも本体は品薄さも相まってなかなか買えなくて、結局プレイを始められたのが発売から1年半も過ぎた去年8月だった。

それから10ヶ月、プレイ時間は約200時間。やり込みでもない初クリアにしてはあまりに長い旅路だと思う。それだけ面白くて楽しくて飽きなかったんだよね。

ラスボスの厄災ガノンを倒し物語を終えてしまうのがなんだか嫌でラスボス手前でデータを消して初めからやり直した。2周目も同じ場所でデータを消した。それゆえのプレイ時間。

 

 

それでも、初めて起動し初めてオープニングを観た時の衝撃と感動が忘れられない。

眼前に広がる雄大ハイラルの美しい世界。その全てに自分は比喩ではなく本当に行くことができる。

 

可能なら何度だって記憶を消してこのゲームを初めからやり直したい。何度だって感動したい。こんな気持ちになれるゲームは人生で初めてだ。

 

 

 

厄災ガノンにとどめを刺す瞬間は思わず叫んでしまった。(笑)「くらえ!!!!!!!!」って叫びながら最後の一撃。家に居たのが自分だけでよかった。

 

平和が訪れた穏やかなハイラルの青空とようやく見られたゼルダの笑顔に泣きそうになった。オタクなので。今作のゼルダ超かわいい。

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は〜かわ  全ゼルダの中で一番好き

 

 

あと、スタッフロールのいちばん最後に見えた「Satoru Iwata」の文字にも涙が…。これが岩田社長、いわっちの遺作ってことなんだよね。いわっちが遺したこの作品はこんなに愛されるものになったんだよ。。

 

 

終わってしまったことが寂しい。

リアルとフィクションのちょうどいいところを美しく表現する映像、毎度のことながらいちいち鳥肌を立たせにくる音楽、爽快感のあるアクションにゲームとしての面白さ、すべてが過去いちばんの出来だったなあ。

 

でもまたあの世界に戻ってしまうだろうな。飽きないんだもん。本当によかった。最高だった。

 

 

これほどまでに神ゲーのど真ん中を突くゲームを自分の大好きなシリーズで作ってくれた任天堂に感謝しかない。ありがとう。

 

 

まだまだ語れることはあるけれどこのへんで抑えておきます。最後まで読んでくれてありがとう。

興味が出たらぜひ遊んでみてくれ。

 

 

それではまた次回。